LUMIX S5ⅡのリアルタイムLUTで使える自作LUTファイルがついに!

本記事はLUMIX S5ⅱのリアルタイムラットで使用出来るLUTを作成するための手順メモです。

目次

使用ソフトはPhotoshop

STEP
写真データを読み込んで背景レイヤーに設定

どんな写真でも良いのでPhotoshopに読み込む。読み込んだ際に背景レイヤーになっていれば操作は不要だが、もし背景レイヤーになっていなければ写真レイヤーを選択した状態で『レイヤー』『新規』『レイヤーを背景に』の手順を踏む。※背景レイヤーが存在していないと最終的に必要なLUTファイルを書き出せない。

STEP
調整レイヤーを重ねて色味を調整していく

ここでLUTの成分を調整していく。『コントラスト』『彩度』『カラーカーブ』などの基本的な調整はもちろん、他者が制作したLUTを『カラールックアップ』という調整レイヤーで呼び出したうえで不透明度で強さを調整するなどして適用することが出来る。これまでリアルタイムLUTで使っていて「色が濃すぎるな」と思っていたものも、自分専用のLUTとして調整して使用することが出来る。

STEP
書き出し

書き出し項目の中の『カラールックアップテーブル』を選択して書き出す。この際の設定は下記の通り。

  • グリッドポイントは33以下
  • ファイルの種類はLUTを選択

名前は変更したところで、書き出しを選択するとエクスプローラーで保存先を選択する際に再度名前を入力できるためこの段階で命名すると良い。

公式の説明は下記。

bullet02使用できるLUTファイル:

– 「VARICAM 3DLUT REFERENCE MANUAL Rev.1.0」に準拠した「.vlt」形式

– 「.cube」形式

bullet02「.cube」形式のLUTファイルは、2ポイント~33ポイントの3D LUTに対応しています。

bullet02カメラにはフルレンジ用のLUTファイルを読み込むことをお勧めします。レンジ属性が異なる場合、画像が正しく表示/記録されない場合があります。

bullet02ファイル名に使用できる文字数は、カードのファイルシステムによって異なります。(ファイル名は半角英数字をお使いください)

FAT32(SDメモリーカード/SDHCメモリーカード):8文字まで(拡張子を除く)

exFAT(SDXCメモリーカード):255文字まで(拡張子を含む)

bullet02LUTファイルは、カードのルートディレクトリー(パソコンでカードを開いたときのフォルダー)に、拡張子を「.vlt」または「.cube」にして保存してください。

https://eww.pavc.panasonic.co.jp/dscoi/DC-S5M2jp/html/DC-S5M2_DVQP2838_jpn/0072.html
STEP
ファイルをSDカードへ

カメラ用のSDカードにLUTファイルをコピーして使用可能となる。

以前より期間を開けて2回程チャレンジするも、上手くいかず諦めていたLUT作成。『自作LUT作成』と調べると、『LUTジェネレーター』なるものを使用して作成する方法がよく見られたのでチャレンジするも、出来上がった.CUBEファイルをSDカードにコピーしてLUT読み込みをする段階で「LUTファイルの読み込みに失敗しました。」の文字が表示されて途方に暮れていました。

今回問題解決に至ったのは、リアルタイムLUTについて調べていた際にギュイーントクガワさんの下記動画を見たことがきっかけでした。この中に全ての工程が紹介されていました。

残る課題

LIT作成は叶ったものの、一点引っかかっているのはPhotoshopでしかLUT作成が出来ないこと。(S5ⅱのリアルタイムLUTとして読み込めるLUT)

僕は普段lightroomclassicで写真編集をしており、LUTの適用もそこで行っています。lightroomとPhotoshopでは似たような設定は出来るものの、全く一緒には設定が出来ません。なぜならPhotoshopの調整レイヤーには『白レベル』『黒レベル』といった明暗に関するスライダー等がないためです。そうなると、lightroomで現像していて「この色味をLUTにしたい!」と思っても、Photoshopの設定上でそれを再現するしかありません。そうなるともちろん全く同じには出来ません。

lightroomclassicでも今回のように最終的にLUTファイルを作成してS5ⅱに読み込める方法があるか、今後も模索していこうと思います。

今回作成したLUTを当てた写真

普段はInstagramにて写真投稿を行っています。よければご覧ください。

TOPページへ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大阪府松原市の重心児・医療的ケア児特化型デイサービスekuboに勤務しており、児童指導員として障がい児童の発達支援を行いながら、サイト運営や写真撮影/動画制作による広報活動を行っています。また個人事業として動画編集を行うべく当サービスYmovieを開業。開業以来YouTube動画や企業PR動画、また他事業主よりご依頼いただき、写真撮影やパンフレット制作など幅広く活動させて頂いております。

コメント

コメントする

目次