使用ソフトはPhotoshop
どんな写真でも良いのでPhotoshopに読み込む。読み込んだ際に背景レイヤーになっていれば操作は不要だが、もし背景レイヤーになっていなければ写真レイヤーを選択した状態で『レイヤー』『新規』『レイヤーを背景に』の手順を踏む。※背景レイヤーが存在していないと最終的に必要なLUTファイルを書き出せない。
ここでLUTの成分を調整していく。『コントラスト』『彩度』『カラーカーブ』などの基本的な調整はもちろん、他者が制作したLUTを『カラールックアップ』という調整レイヤーで呼び出したうえで不透明度で強さを調整するなどして適用することが出来る。これまでリアルタイムLUTで使っていて「色が濃すぎるな」と思っていたものも、自分専用のLUTとして調整して使用することが出来る。
書き出し項目の中の『カラールックアップテーブル』を選択して書き出す。この際の設定は下記の通り。
- グリッドポイントは33以下
- ファイルの種類はLUTを選択
名前は変更したところで、書き出しを選択するとエクスプローラーで保存先を選択する際に再度名前を入力できるためこの段階で命名すると良い。
公式の説明は下記。
使用できるLUTファイル:
– 「VARICAM 3DLUT REFERENCE MANUAL Rev.1.0」に準拠した「.vlt」形式
– 「.cube」形式
「.cube」形式のLUTファイルは、2ポイント~33ポイントの3D LUTに対応しています。
カメラにはフルレンジ用のLUTファイルを読み込むことをお勧めします。レンジ属性が異なる場合、画像が正しく表示/記録されない場合があります。
ファイル名に使用できる文字数は、カードのファイルシステムによって異なります。(ファイル名は半角英数字をお使いください)
FAT32(SDメモリーカード/SDHCメモリーカード):8文字まで(拡張子を除く)
exFAT(SDXCメモリーカード):255文字まで(拡張子を含む)
LUTファイルは、カードのルートディレクトリー(パソコンでカードを開いたときのフォルダー)に、拡張子を「.vlt」または「.cube」にして保存してください。
https://eww.pavc.panasonic.co.jp/dscoi/DC-S5M2jp/html/DC-S5M2_DVQP2838_jpn/0072.html
カメラ用のSDカードにLUTファイルをコピーして使用可能となる。
以前より期間を開けて2回程チャレンジするも、上手くいかず諦めていたLUT作成。『自作LUT作成』と調べると、『LUTジェネレーター』なるものを使用して作成する方法がよく見られたのでチャレンジするも、出来上がった.CUBEファイルをSDカードにコピーしてLUT読み込みをする段階で「LUTファイルの読み込みに失敗しました。」の文字が表示されて途方に暮れていました。
今回問題解決に至ったのは、リアルタイムLUTについて調べていた際にギュイーントクガワさんの下記動画を見たことがきっかけでした。この中に全ての工程が紹介されていました。
残る課題
LIT作成は叶ったものの、一点引っかかっているのはPhotoshopでしかLUT作成が出来ないこと。(S5ⅱのリアルタイムLUTとして読み込めるLUT)
僕は普段lightroomclassicで写真編集をしており、LUTの適用もそこで行っています。lightroomとPhotoshopでは似たような設定は出来るものの、全く一緒には設定が出来ません。なぜならPhotoshopの調整レイヤーには『白レベル』『黒レベル』といった明暗に関するスライダー等がないためです。そうなると、lightroomで現像していて「この色味をLUTにしたい!」と思っても、Photoshopの設定上でそれを再現するしかありません。そうなるともちろん全く同じには出来ません。
lightroomclassicでも今回のように最終的にLUTファイルを作成してS5ⅱに読み込める方法があるか、今後も模索していこうと思います。
普段はInstagramにて写真投稿を行っています。よければご覧ください。
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